長谷川「信長さん、こんにちは。第1回目からずいぶんご無沙汰してしまいまして申し訳ありません」
信長「いやー、久しぶり。半年ぶりだね。忘れられたかと思っちゃったよ」
長谷川「すみません。今日別のところで信長さんの話題になりまして、それで思い出しました。決して忘れてたわけじゃないんです」
信長「それって忘れてたってことじゃないの?ま、いいけど」
長谷川「ところで2回目の今日は、人材の登用についてお話をさせていただきたいと思うのですが、信長さんと言えば、のちの豊臣秀吉さんに代表されるように、身分に関わらず優秀な者であれば、どんどん登用して出世させていったことで有名ですが」
信長「そうね。当時は激動の戦国時代だからね。時代の流れは速いし、各地で自分勝手な大名どもがのさばっていろいろチョッカイ出してくるし、いろんなところで問題が発生するわけよ。うっとおしいったらありゃしないんだこれが。
特にさぁ、オレみたいにどんどん領土を広げていくと、だんだん自分だけじゃ細かいところまで手が届かなくなるわけよ。問題にも自分だけじゃ対処しきれなくなるのよ。
だからさ、自分の代わりにいろいろやってくれる人材がどうしても必要でねー。それがまたオレの代わりなんだから、優秀じゃなくちゃいけないわけで。
でもそんな優秀なヤツってなかなかいなくて、身分にとらわれてたらいつまでたっても見つけられないんだよね。だから身分に関係なく幅広く「コイツは」ってヤツを登用して、どんどんチャンスを与えて、それに応えればどんどん出世させてやったのよ」
長谷川「なるほど。信長さん、今日は饒舌ですね」
信長「いやー、人と話すのが久しぶりなんでつい」
長谷川「では信長さんが人を登用するときのツボはあったんでしょうか?」
信長「ツボねー。そうねー。オレの場合、直感勝負だったからねー。まずは直感が大事よ。ピンとくるものがあるんだよね。お主も人を多く見てりゃ分かるようになるさ。あとは、何かひとつでも光ってるものがあるかってこと。何かひとつでも人より秀でてる、これはってものがあればいいのよ。禿げねずみは、あ、これサルのことね。あ、サルって秀吉のことね。その禿げねずみは、とにかく人に対する気遣いが半端じゃなくできるヤツだったんだよね。だから登用したわけ。」
長谷川「ひとつでも秀でてるものがあれば、良かったんですね」
信長「でもそれだけで登用するとは限らないね。戦国時代だからね、ひとつ間違えば死ぬるわけよ。そいつのミスのせいで死ぬこともあるわけよ。いくら優秀なヤツでも絶対にミスしないとも限らんし。だから、一番オレが大事にしてたのは、コイツと一緒に死ねるかって感じられるかどうかってことだな」
長谷川「うーん、深いですね・・・というところで、あっという間にまた今日も時間になってしまいました。信長さん、今日はありがとうございました。また次回もよろしくお願いします」
信長「早いね。もう終わり?じゃあまた」
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